寄稿・投稿
たつひとの富士山 その弐: 吉田ルート 馬返しから五合目まで
富士登山 二日目 富士登山二日目は,2022年8月9日火曜日となりました。 【馬返しまで】 登山二日目は,順調に高尾始発の河口湖行き直行普通列車に乗れたものの,途中朝食を買う場所がありません。下車した富士山駅周辺にもな […]
たつひとの富士山 その壱: 吉田ルート 麓から馬返しまで
富士登山 コロナ禍で週3回稽古していた合気道もできず,コロナ太りの対策に苦慮していたときに,JRの駅で見つけた富士登山のパンフレットはなかなかのできで,そろそろ富士山に登ろうかとの気持ちにさせてくれました。父も麓 ふも […]
イノベーションを生みだすもの(その3)
トーマス・エジソン(Thomas Alva Edison, 1847 - 1931)の炭素フィラメント材料の開発やアルヴィン・ミタッシュ(Alwin Mittasch, 1869 - 1953)のアンモニア合成触媒開発は […]
イノベーションを生みだすもの(その2)
アイデア主導型のイノベーションは経験的知識あるいはその時代までに得られている一般的な科学的知識の応用がほとんどだ.第1次産業革命と第3次産業革命ではほぼすべてのイノベーション,第2次産業革命ではすべてではないが,かなりの […]
溝口さんぽ(No.8 二ケ領用水)
前回は暑い季節に日差しを避けて散歩する大山街道沿いのコースについて紹介しましたので、今回は通常の散歩コース(どちらかというと日差しとともに歩くコース)について紹介することにします。 川崎市には細長い市域に沿って流れる用 […]
イノベーションを生みだすもの(その1)
イノベーションにはさまざまな革新が含まれる.新技術を開発して新規な製品を創出する技術革新がイノベーションにおいて重要であることに間違いはないが,その領域のみに限定するのは狭い見方だ.製造や販売においても生産性を高めるイノ […]
産業革命の諸段階と新しい資本主義
収入が増えて購買力が高まり,質の高い商品を購入するようになって生活水準が向上する.実際にパソコンやスマホの性能は年々高まり,自動車もモデルチェンジ毎に安全性や利便性の向上がみられ,果物などの農作物も品種改良が進み,医薬品 […]
SF小説から未来技術を予測する
ジュール・ヴェルヌが1863年に描いた100年後の世界は産業科学偏重の芸術軽視社会だ.応用化学に代表される科学工学が重視され,重要なものは実利で,文学や芸術は忘れ去られた世界だ.芸術に関心を持つものは世の中の余計物であり […]
溝口さんぽ(No.7大山街道)
例年になく早い梅雨明けまでは猛暑が続いていたのに、今週はまるで梅雨が明けていなかったかのような天気が続いていますね。前回、夏の散歩コースとして”大山街道”のコースを歩いていると言いましたので、そのことに少し触れてみます […]
田園都市計画と大岡山
1912年の桜新町の分譲に始まり,1920年代には東京西郊の住宅地の開発が本格的となった.その結果,都心から郊外への住民移動が起こって人口は急増した. 表1.東京西郊で住宅開発された村の人口増加率[1] 村 名 1920 […]
「その時私は」物語: 立川高校時代
「その時私は」物語を書き始めるにあたっての話 この企画を始めるにあたり,企画担当である私からまずは書き始めないといけないだろうと机のパソコンの前に座りました。 なにが自分の「その時私は」物語になるだろうかと考えるに, […]
鎌倉幕府の旧跡碑めぐり(その4)
由比若宮は1180年に鎌倉入りした頼朝が遥拝したところだ.前九年の役で奥州を平定した源頼義が1063年に石清水八幡宮を由比ガ浜に勧請したことに始まるが,その後,源頼朝が現在の鶴岡八幡宮に遷したので,元八幡とも称される. […]
鎌倉幕府の旧跡碑めぐり(その3)
源頼朝が没すると実権は鎌倉殿となった源頼家の専制支配ではなく北条時政ら有力者の合議制に移行した.十三人の合議制は1199年4月に発足したが,1200年には解体となった.13人の有力者のなかの梶原景時が1199年に失脚し, […]
鎌倉幕府の旧跡碑めぐり(その2)
大蔵御所が焼失した1219年から1225年までの間は将軍不在の期間だ.仮御所が北条義時の邸宅の南側にあり,その邸宅は二階堂大路の東側とされるが,正確な位置は不明だ.なお,二階堂大路は六浦道(金沢街道)から分岐して永福寺へ […]
「その時私は」物語を始めるにあたって
「その時私は」物語を始めるにあたっての裏話 今回2022年度の新企画として開始した「その時私は」物語をはじめて思い立ったのは,実は無機材会の企画の仕事をはじめた2019年当時です。各人みな色々な経験があり,それを人によ […]
鎌倉幕府の旧跡碑めぐり(その1)
鎌倉の史跡観光には旧跡碑(鎌倉町青年団石碑)が有用だ.大正時代から昭和初期にかけて設置された石碑で,そのうち70か所を今でも見ることができる.これは1921年までは鎌倉町青年会,1922年以降は鎌倉町青年団が建立したもの […]
「その時私は」物語 の開始
本館上空 南7号館も見えます(蔵前工業会ドローン映像から) 「その時私は」物語 2022年度からはじめる新しい企画,新企画「その時私は」物語を始めます。過去,長いあるいは短い人生の中で,大きな転換点や分岐点 […]
岡田会長コレクション(その5:花入れほか)
最終回は、花入れ・一輪挿しのほか、箸置きなど、1回目から4回目に分類されないものを集めました。 〔作者コメント〕① 山帰来の文様の花入れ、② 糠白釉無地の面取り花入れ、③ 鉄砂釉一輪挿しです。灯油窯で、それぞれ専 […]
岡田会長コレクション(その4:茶碗ほか)
4回目は、茶碗、ジョッキ等、飲み物の器を集めました。 〔作者コメント〕益子特産の赤粉が主原料で、単味で柿釉、糠白釉と混ぜると黒釉になります。この茶碗は登り窯の灰の降りかかる特別な焼き場所で焼いたもので、表と裏 […]
岡田会長コレクション(その3:丸皿/小~中)
「丸皿 / 中~大」に引き続き、「小~中」サイズの丸皿のご紹介です。 〔作者コメント〕糠白釉の無地の皿で、文様がない分、難しいものです。 〔作者コメント〕どれも同じ手法の糠白釉鉄絵の皿ですが、下地の濃さ、釉薬 […]
岡田会長コレクション(その2:丸皿/中~大)
「角皿」に引き続き、「丸皿」をご紹介します。作品数が多いので、「中~大」と「小~中」の2回に分けて掲載させて頂きます。 〔作者コメント〕中期の作品で、登り窯で焼かれた糠白釉鉄絵の中でも大変良い焼き上がりの皿です。 […]
岡田会長コレクション(その1:角皿)
「益子だより」のコーナーを設けるにあたり、当会の現会長である岡田清さん(197106)から、ご自身が所蔵する村田さんの作品の写真をご提供頂きました。作品の数が多いので、5回に分けて紹介させて頂きます。 今回は、その1回目 […]
令和4年(2022年)の 卒50年記念品です。
今年は昨年同様にオンラインでの総会開催となりましたので、贈呈の対象となる会員の方には 総会に先行してご自宅へ記念品をお送りし、総会ではオンライン上で贈呈式のみが執り行われました。 #################### […]
溝口さんぽ(No.6)
先月の中旬辺りから夏を思わせるような日が続きましたが、6月に入るや否や関東地方は西日本各地に先駆けて梅雨入りとなりました。今年は花の咲くのが随分と早く、5月下旬にはアジサイが咲き始めていましたので、もう真っ盛りの状況で […]
横浜のバラ園と港を散策する(後編)
大さん橋の近くには1854年に日米和親条約が締結された開港広場公園と1981年に開館した横浜開港資料館がある.開港広場公園にある日米和親条約締結の地の石碑とプレートは横浜市観光協会によるもので,柱は横浜市教育委員会が建て […]
横浜のバラ園と港を散策する(前編)
元町・中華街駅の改札を出てエレベータで屋上まで上がれば,そこは2012年開園のアメリカ山公園だ.公園にはバラが咲き乱れ,元町貝塚があったことを示す解説板も設置されている.その公園を通り抜け,外人墓地の脇の道を昇ると横浜地 […]
溝口さんぽ(No.5)ー周辺の地名についてー
溝口は二子玉川駅から多摩川を渡り、二子新地駅、高津駅と駅間の短い区間を経て、3つ目の駅、溝の口駅が中心になります。蛇足ではありますが、溝口の地名表現には、溝口、溝の口と溝ノ口の3つの表し方が混在しており、ちょっとややこ […]
襲撃現場の確認を兼ねて散歩する
大日本帝国陸軍内には統制派と皇道派の2つの派閥があった.前者は陸軍大臣を通じて政治上の要望を実現するという合法的な形で列強に対抗し得る「高度国防国家」の建設を目指す陸軍大学校出身者を主体とするもので,後者は天皇親政の下で […]
溝口さんぽ(No.4)
四月も中旬になり、桜はすっかり葉桜ないしは花が落ち新しい葉が成長して新緑状態になりました。いつも散歩するコースには桜の代わりにさまざまな草木に色とりどりの花が咲き始めました。博士課程を修了して目黒の下宿を引き払い、しば […]