溝口さんぽ(No.3)
つい先日3月になったと思ったら、今日はもう3月12日。早いもので、あの東日本大震災から11年も経ったのですね。当日は北千住の帝京科学大学で開かれていた浅賀先生の退職記念講演会に出席していました。自宅にはその日のうちには戻れず、大変な思いをしたことを思い出します。
さて、毎日散歩をしていると季節の移り変わりが手に取るように感じられます。3月に入ると同時に二ケ領用水沿いの大きな民家の庭先の河津さくらが一輪、又一輪と咲き始め、写真のようにもう満開を過ぎた状態になっています。/
その一方では、1月、2月が例年よりも寒かったために、遅咲きの梅やらっぱ水仙が急に咲き、色々な花が一挙に咲く北国の春のような状況になっています。用水の両岸には武蔵小杉までしだれ桜の並木が続いていますので、あと1~2週間すれば今度はそれらの桜が咲き始め、一年でも一番華やかな雰囲気になります。ただ少し気がかりなのは、それらの桜の木が老木となってきたこともあり、開花が木によってまちまちになってきたことです。溝口に引っ越ししてきた10年ほど前にはもっときれいな花見が楽しめたな、と感じています。その意味では、大岡山の大学構内の桜も同じように代替わりの時期に差し掛かったようで、昨年、本館前の通路にこれまでの桜を入れ替えるための若木が植えられたことを思い出しました。いずれにしろ、これから5月の初めまではいろいろな花々を愛でながら、普段よりもゆっくりと散歩を楽しみたいと思っています。