単位
国際単位系のあれこれ19
物理量表記の文法 物理量に使う記号は斜字体になります。その他の単位や用語、略称などは直立体を使います。これは添え字として使うときも同じです。例を示します。 v = 20 m/s 速度v […]
国際単位系のあれこれ18
数字と単位の表現方法 普通、何気なしに距離一万メートルを10,000mと書いたりしているかと思います。ここには2か所の間違いがあるのです。 まず、数字と単位記号の間にはスペースを入れることが決められています。ルクス(lx […]
国際単位系のあれこれ17
SI接頭語 単位を使いやすくするために10進の倍量及び分量として20の接頭語が決められています。デシリットルのd、センチメートルのc、ヘクタールのh、その他k、m(ミリ)、µ(マイクロ)などは今までも身近で見てきたと思い […]
国際単位系のあれこれ12
SI組立単位 表現したい物理量の基準となる単位も物理量に合わせて作る必要があります。この単位は基本単位の組み合わせで作ります。例えば速度はどのくらいの時間にどれだけ進んだかということなのでメートル毎秒(記号m/s)となり […]
国際単位系のあれこれ11
物質量の単位 前に書いたように分子や原子の数というとてつもない大きい数を表すために使われます。モル(記号mol)は0.012 kgの炭素-12に含まれる炭素原子と同数の単位粒子を含む系の物質の量と決められていました。 化 […]
国際単位系のあれこれ10
電流の単位 電流が流れている電線の間には互いに引かれたり反発したりする力が働きます。この力の大きさによって電流の単位を決めていました。1 mの間隔で平行に張った2本の導体に同じ大きさの電流を流した時に導体間に発生する力が […]
国際単位系のあれこれ9
質量の単位 まず、重さでもなく、重量でもなく、質量という言葉を使うことに注意してください。重量は地球の万有引力によって引かれる力のことです。質量は地球と関係なく、そのものが持っている性質です。地上で測る限り重量はどこで測 […]
国際単位系のあれこれ8
長さの単位 長さの単位はメートル(記号m)です。メーターではありません。英語ではmetreです。 メートルはフランスが起源です。最初は北極から赤道までの距離の1/10 000 000としました。全長を測ったのではなく、一 […]
国際単位系のあれこれ7
時間の単位 SI基本単位の中で重要な位置を占めるのが時間の単位「秒(記号s)」です。時間を基準にして長さの単位が決められています。時間は他の基本単位の定義にも使われています。それぞれの項目毎に説明して行きます。 江戸時代 […]
国際単位系のあれこれ6
単位とは何か 物の長さや高さ、時間、温度など自然科学や技術で扱う量を「物理量」といいます。化学や地理で扱っても「物理量」で「化学量」や「地理量」とは言いません。この物理量を定量的に正しく扱い伝えるためにそれぞれ使う単位を […]
国際単位系のあれこれ5
正しい言葉使い 言葉使いでもあいまいでは誤解されるので、正しさが必要になります。例えば「紙」というと本やノートを思い浮かべると思います。では、服のカバーに使っている向こうが透けて見えるような紙は「紙」なのでしょうか。これ […]
国際単位系のあれこれ4
単位はなぜ必要なのでしょうか。 近所の道を歩いている時に、「パン屋に行きたいのですけど。」と聞かれたとします。その人が間違いなく行かれるように説明しようとします。「ここから50 mほど歩くと右にあります。」とか伝えま […]
国際単位系のあれこれ3
テレビの寸法は「50型」などと表しています。皆さんご存知と思いますが、これは画面対角線の寸法をinchを単位とした数字です。その結果、イメージとしては大きさが頭に浮かぶのですが、実際に自分の家の棚に収まるかなどは別途寸 […]
国際単位系のあれこれ2
昔、国際的な取引の契約の話を読んだことがあります。交渉の中で相手の欧州企業から「問題が発生した時は日本で裁判する」という提案を受け、喜んで受け入れました。取引の中で実際に問題が発生し、裁判にすると相手に伝えたところ、提 […]
国際単位系のあれこれ1
技術的な仕事をしているかどうかにかかわらず、ほとんどの方は毎日のようにメートル、秒、グラムなどの単位を使っていると思います。これらの単位にはいろいろな決まりがあります。しかしこの決まりがどうなっているかご存知の方は少な […]