2023年の年頭あいさつ (企画担当・副会長)


あけましておめでとうございます。
無機材会 本年もよろしくお願いいたします。

この冬の富士山の初冠雪。登山道がみえます

 企画を担当したのが2019年からです。当初は対面であった工場見学会や企業セミナーも,その後のコロナ禍の影響で,リモート Zoomでの開催となってしまいました。昨年12月の企業セミナーはようやく2回のうち1回をすずかけホールで開催することができ,予断を許さないですが,そろそろ緩やかながらコロナ禍から抜け出しそうな雰囲気になってきました。一方,この4年間に担当した企画の行事はほとんどが学生対象のものでしたが,昨年OB会員を対象とした新しい企画「その時私は」物語を始めました。
 還暦を迎え定年になり,人生を振り返りかえって何かを残したいという気持ちから自費出版する人もいます。でも本を出すとなると,すべてを一冊に完結するようにまとめないといけません。本は訂正したくても容易ではなく,出版にそれなりに費用もかかってしまいます。自分が生きてきた証しを形として残しておきたいと思っている人にとっては,何かを残すということは心のやすらぎを得ることにつながります。この自費出版の無機材会版がホームページの「その時私は」物語です。長い人生あるいは人によっては短い人生の中で,大きな転換点や分岐点,出来事を好きなように書くことができます。追加や記憶違いもネットですから即座に訂正が可能です。しかも,無機材会会員は無料ですし,企画担当がそのお手伝いをします。
 自費出版で自分の本を配りたいと思っている人には,無機材会の「その時私は」物語ではただURLを連絡すれば,世界中どこにいても見ることができます。送料もかかりません。検索によって,あなたの話に興味がある人が探し出して読んでくれるかもしれません。
 この企画,まずは企画担当から始めないとと,自分の幼少期~大学時代のこと大学で始めた合気道の話仕事で始めたスキューバダイビングの話などを書いてみました。各テーマはまだ完結しておらず,気分により追加しています。昨年初めて富士山山頂に登ったことを書いたエッセイ「たつひとの富士山」も,数年したらその時私は物語になるのかもしれません。その時は,編集を選び「タグ」や「カテゴリー」で「その時私は」物語を選べば,それで「その時私は」物語の仲間入りです。
 私が自分のノートとして,雑誌の記事を参考にホームページを作りだしてから,早20年がたちます。無機材会のリニューアルしたホームページは,ワードプレス WordPressというソフトで作成が簡単になっていて会員は誰でも使用できますが,それでもなれない人には大変と思います。重い腰を上げなくても,ワードやテキストで書いた原稿を,企画担当の高橋までお送りいただければ,代行して「その時私は」物語をホームページにアップします。アップされたものを,プリントアウトしペンで希望を書き入れて,それを送付してもらえれば,訂正して再アップも可能です。我々はみな理系ですので,まずは箇条書きのようなものでも構いません。
人生,いろいろな「その時」があります。話のテーマ数には制限はありません。
皆様の「その時私は」物語をお待ちしております。

本年もよろしくお願いいたします。

企画担当・副会長 高橋達人 ghh00715@gmail.com