たつひとの富士山 その18:2023年富士山高齢登拝者
富士山本宮浅間大社の高齢登拝者名簿
富士山本宮浅間大社から令和5年,2023年の高齢登拝者名簿が届きました。今年の富士山開山期間中の登山者は環境省発表で22万1千人で,2022年の1.5倍,高齢登拝者は2056名とのこと。高齢登拝者は,頂上浅間大社奥宮にお参りし記帳した人の総数と思います。名簿には,最高齢が昭和2年生まれ,97歳の女性の方で,次が94歳の男性の方です。すごいですね。高齢とは数え年で70歳以上の方です。内訳は男性が1362名,女性が694名でした。
登拝回数の最大は,81歳男性の2200回,次が75歳男性の1018回で,女性の最高は433回です。登拝回数は,これは神社に記帳したとの意味ではなく,何回富士山山頂まで登った回数だということがわかります。昨年2022年に,吉田口頂上まで登った8月30日は,横殴りの嵐で,富士宮口にある奥宮まで行けませんでしたが,実はすでに神社は閉まっていました。したがって今回の奥宮の記帳には,初めの記帳だったので1回と書いたのですが,富士山に登ること自体が登拝のようですので,2回と書くのが正解だったようです。でも当方はまだたったの2回です。二桁までもまだまだ先のことです。数では勝負になりません。ねらえるのは頑張って90歳代後半で登頂し,その年の名簿の一番最初に掲載されることでしょうか。これも難しそうです。
高齢登拝者の居住地,どこから来たかですが,東京が247名と一番多く,次が神奈川県198名です。私もここに入っています。北海道が80名,沖縄が11名でした。国外・不詳が6名で,海外の人は,この記帳のことを知らないのかもしれません。混雑度が少ない平日の登山であったため,感覚的には富士山でであった人の6~7割は海外の人のように感じました。少なくとも半数以上は海外の人だったのではないかなと思っています。
富士山本宮浅間大社 ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ: 静岡県富士宮市にある富士山を御神体とする全国1300社ある浅間神社の総本宮。主祭神は国津神 大山津見神 おおやまつみのかみ の娘でアマテラスの孫のニニギに嫁いだ木花之佐久夜毘売 このはなさくやひめ ,初代神武天皇の祖母。火難の神。ニニギとは鹿児島県薩摩半島の西南部の笠沙 かささ の岬で出会う。
2200回と記帳した男性: 實川欣伸 じつかわ よしのぶ さんで,本日,2024年6月28日のニュースにでていましたが,一週間前に登って,今は2234回の登頂だそうです。
八合目からは富士山本宮の境内に
八合目から境内です。なぜと思っていました。2023年高齢登拝者名簿と一緒に送られてきた「霊峰冨士」106号に,その理由が書かれていました。
1609年に富士山頂上大内院 (噴火口) に投げられた賽銭を社殿修理費用に充てることが定められたとのこと。その頂上噴火口の深さがおよそ八合目に達することから,以降八合目以上は富士山本宮浅間大社の境内地になったとのこと。
ようやく,理由がわかりました。
2024年度 富士山登頂計画
前回のたつひとの富士山 その17では,来年2024年の富士登山を,宝永火口経由のプリンスルートで上り,御殿場ルートで下山するという計画を立てていました。ところが,利用しているサンシャインツアーのツアー内容が,かなり大幅に変更になってしまいました。これは,来年2024年4月1日よりはじまるバス運転手の時間外労働の上限規制の影響のようです。
まだ,わかりませんが,ゆっくり余裕をもってをキーワードに,予定を変更しました。以下は,現時点の2024年の富士登山の計画です。
2024年の富士登山計画
第1日目
バス: 午前11時40分 新宿西口→富士宮口新五合目
登り: 富士宮ルート/富士宮口新五合目→富士宮口七合目
宿泊: 富士宮口七合目山小屋
第2日目
ご来光: 山小屋から 4時40分ごろ
登り: 富士宮ルート/富士宮口七合目→富士宮口頂上
頂上: 頂上浅間大社奥宮参拝 (記帳)→剣ヶ峰 3776m →お鉢巡り
宿泊: 富士山頂上山小屋
第3日目
ご来光: 山小屋 (頂上) から 4時40分ごろ
下り: 頂上山小屋→プリンセスルート (富士宮ルート)→富士宮口新五合目
バス: 午前11時30分 富士宮口新五合目→温泉 (90分)→16時30分 羽田空港
天気がよければ二日目にお鉢巡りが出来るかもしれません。たのしみです。
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ではでは。
高橋達人 tatsudoc@nifty.com