たつひとの富士山 その16:スバルライン三合目から五合目
今日は晴れ,朝,川崎から富士山が見えるのを確認してからの出発です。前回は体調不良で,今年2023年の初の富士登頂を途中で断念しましたが,体の調整を兼ねてスバルライン三合目から五合目までをトレッキングしてきます。
5時半に家の近くの駅から立川,八王子経由で大月から富士山駅に向かいます。
今日は午後にかけて曇る予報,まだ,三つ峠駅や富士山駅では,雲が少し見えるものの富士山はばっちりです。
スバルライン五合目行きのバスは,富士山駅始発で,河口湖駅経由でスバルライン五合目に向かいます。皆は富士急の終点の河口湖駅で,バス乗車ですから,富士山駅始発ですのでバッチリ座れるはずです。十分余裕で座れました。やはり,河口湖駅では長蛇の列で臨時のバスも追加発車です。それでも全員が座れるわけではなく,富士山駅での乗車で正解でした。乗客の8割以上が海外からの訪問者です。
途中,スバルライン三合目で下車です。下車したのは私のみです。ほとんどの人が五合目に向かっていきます。さていよいよ,三合目バス停から五合目までのリハビリトレッキングの始まりです。
ヤマップで事前に作った登山計画書をオンにします。五合目までの登りは617mです。駅の階段の高さ22cmで換算とすると,2800段になります。距離は4.6kmです。今度,再チャレンジする富士宮口ルート (表口ルート)の登頂までの距離4kmとほぼ同じです。高度差は表口ルートは1390mで,今回のルートのほぼ2倍になります。リハビリですのでOKです。
精進口登山道の三合目は,三合目のバス停からさらに登ったところにあります。そこまでの道は右の写真の通りです。少し登山道ぽくないです。水路のような感じです。三合目はまだ樹林帯の中で直接,陽が当たることは少ないです。
三合目の広場にでました。ここまで登って三合目の広場に出たときに帽子をかぶっていないことに気づいたほど樹林帯の中を歩いてきたのでした。
ここは,河口湖から登って奥庭/御庭へ向かう船津口登山道との交差点になります。ここ見える左側の標識が以下の標識です。
矢印の富士スバルライン五合目を目指します。
ここはほとんどが,からまつの樹林帯です。この精進口登山道で,下山してくる2パーティ,3人と,追い越していく人1名だけで,他は小鳥のさえずりがうるさいと感じる環境にあります。すがすがしい言いたいですが,怖そうな蜂が飛んできたりもしています。
四合目を過ぎるとそろそろ森林限界が近づいてきているのを空を見上げて感じます。いよいよ五合目が近づいてきました。
五合目の精進口の入口が見えてきました。
五合目に到着です。しっかり,精進口登山道への自動車の侵入を頑丈なポールが防いでいます。
いつもの五合目のプレートが待っていました。
帰路について,富士山駅からみる富士山です。
次の富士山はまた静岡県側の富士宮口からみることになります。たぶん。
今回も,救援者費用負担のあるモンベルの保険にも入りました。帰路につくまでに二回,救急車のサイレンの音を聞きました。体調管理は万全に。
登山の呼吸について
前回,富士宮口から富士山山頂を目指し,途中で体調不良でギブアップした時に,ガイドさんが登山中の呼吸について「とにかく息を吐いて,それもロウソクを消すように吐いて,吐いたらひとりでに肺に空気が入ってくるから」とご指導いただきました。「風船を膨らますように吐いて」という言い方もあるようです。薄い空気をいかにして肺に取り込むかを,肺の空気を出すことをメインに据えていました。
スキューバダイビングでは,タンクのエアをストローで吸うようにゆっくりと吸っていきます。水深が深くなるほど空気は濃くなるのでバカバカ吸っては,あっという間にタンクエアを消費してしまうことになるのでと思っていましたが,濃い空気を有効に使うための方策でもあったのだなと今ながらに気が付きました。
山に登りだしたのが昨年2022年からですからしょうがないですが,登山用の呼吸法に慣れるまでにやはり時間を使います。今回の三合目から五合目のトレッキングのようにマイペースで今度は登ってきたいと思います。
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ではでは。
高橋達人 tatsudoc@nifty.com