技術英会話メールマガジン: ウルトラマンは日本生まれ
英語がお上手な人はパスしてくださいね。
表題の「ウルトラマン」の英語表記は,ULTRAMAN。日本のカタカナと同じで違和感がありません。この「ウルトラ」の単語との出会いは,前々回の東京オリンピックの体操での「ウルトラC」が初めでした。その後,夏の日焼け止めの対象の紫外線がウルトラバイオレット (ultraviolet) だったり,電波のUHF (極超短波) が,ウルトラ ハイ フリックエンシー (ultra high frequency) だったり,ウルトラは身近の単語として,現在もあると思います。
ところがあるとき「ultra」の発音が,ウルトラでないことを知ってしまったのです。今でも想像すると鳥肌が立ちます。ジョン万次郎的な音声発音記号で書くと「お~とら」「大トラ (大虎)」。辞書で発音記号を改めて調べると「ウ」でないのです。英単語から単語を流用するのはよいにしても,前々回のオリンピックでは,まだ,英語の音が世にそれほど広まっていないときに,目から音を理解するしかないようなときに,これはいかがなものかと思ってしまいます。ウルトラマンは,正真正銘の日本生まれです。
単語の音を聞かせてくれるYouGlish というサイトがあります。
これで,「ultra」を入れて検索すると6422個の「ultra」を聞くことができます。まずは,オバマさんの「ultra」を聞いてください。
「ultra」の発音 https://youglish.com/pronounce/ultra/english?
ここでは,米語 US,英語 UK,オーストラリア英語 AUS など色々な英語方言も聞くことができますが,残念ながら「ウルトラ」の音を聞くことはできません。
この辺のしっかり日本語となっているカタカナ語のお話は,次の技術英会話エッセイをご覧ください。
技術英会話エッセイ:立派なカタカナ語を通じる英単語に その1 https://ceramni.matrix.jp/?p=1230
今日のお話はここまでです。
技術英会話エッセイ 目次 https://ceramni.matrix.jp/?p=1582
技術英会話メールマガジン 目次 https://tatsuaiki.sakura.ne.jp/wp/archives/1619
無機材会 企画担当 高橋達人 tatsu.english@gmail.com
技術英会話: グーグルで「技術英会話」を検索すると,検索結果の1番目,2番目に筆者の「技術英会話」がヒットします。技術英会話はそれほどレアです。
筆者: 高橋達人 (たかはしたつひと) 大学時代の英語は東工大の学生レベル,30代前半で英語が不得手にもかかわらず米国の大学院へ会社派遣留学。真面目に勉強して1年半で修士卒業。会社生活の最終ステージで6年間豪州の現地会社に勤務。海外では勉学や仕事のかたわら合気道で体を動かし,現在は豪州,フィリピン,カンボジアで合気道を指導。
東工大 無機材会 企画担当副会長