技術英会話メールマガジン: 日本人の苦手な発音は?
英語がお上手な人はパスしてくださいね。
表題の「日本人の苦手な発音は?」ときかれると答えは「R」と「L」,「th」が定番と思います。ところが苦手ながら,気づかない発音があるのです。それが国際便のキャビンアテンドさんが機内アナウンスで発音しても理解してもらえない「シドニー (Sydney)」の「シ」の発音です。キャビンアテンドさんの「シドニー」を聞いて,乗客のオーストラリア人が「どこの空港へ着陸するんだって?」と隣に座っていた友人が聞かれたと話してくれました。これホントの話かと疑いたくなりますが,オーストラリアに赴任当初,電車で「シドニー」行きの切符を窓口で買うのが嫌でした。私の「シドニー」が通じないのです。
私が発音で「s」と「sh」の違いをきちっとできるようになったのは,オーストラリアへ住んでしばらくたってからです。米国留学中も,その後も長い間この発音の区別ができていなかったのです。国際便のキャビンアテンドさんもできていないのでしょうがないです。日本人はほとんどできないので知らんぷりの状態です。
次は「sh」の発音ができかなった話です。オーストラリアの会社でのお話,会議の資料に両面コピーを使います。私は「次は資料の裏面をみてね」の意味で,「バックシート,please」と言ったら,会議机に座っていた人は,全員自分の後ろを振り返りました。私の「紙のシート」は彼らにとって「座席」だったのです。「後ろの座席に移って」と指示されたと思い「後ろに座席なんかあるのかよ」と後ろを振り返ったでした。それも出席者全員でした。
この辺のお話は,次の技術英会話エッセイをご覧ください。
技術英会話エッセイ:「see」と「sea」と「C」の発音 https://ceramni.matrix.jp/?p=818
今日のお話はここまでです。
技術英会話エッセイ 目次 https://ceramni.matrix.jp/?p=1582
技術英会話メールマガジン 目次 https://tatsuaiki.sakura.ne.jp/wp/archives/1619
無機材会 企画担当 高橋達人 tatsu.english@gmail.com
技術英会話: グーグルで「技術英会話」を検索すると,検索結果の1番目,2番目に筆者の「技術英会話」がヒットします。技術英会話はそれほどレアです。
筆者: 高橋達人 (たかはしたつひと) 大学時代の英語は東工大の学生レベル,30代前半で英語が不得手にもかかわらず米国の大学院へ会社派遣留学。真面目に勉強して1年半で修士卒業。会社生活の最終ステージで6年間豪州の現地会社に勤務。海外では勉学や仕事のかたわら合気道で体を動かし,現在は豪州,フィリピン,カンボジアで合気道を指導。
東工大 無機材会 企画担当副会長