「その時私は」物語:たつひとのスキューバ その1

【はじめに】
 40代後半になってスキューバ,スキューバダイビングを始めました。それも仕事関係です。45歳以上は,始めるにあたって医者の診断書がいる様になります。今回の「その時私は」物語では,スキューバを始めるきっかけのお話から,日本の海を北海道利尻島から沖縄石垣島まで,オーストラリアはケアンズ,シドニー湾などを潜った話,スキューバをすることで得た色々なお話をしようと思います。

【スキューバとは】
 スキューバはスキューバダイビングです。SCUBAと綴ります。self‐contained underwater breathing apparatus の頭字語で,意味は「自給式水中呼吸装置」です。ボンベを背中にしょって水中にもぐるアクアラングです。ちなみにアクアラングは商品名です。英語では Aqualungと綴ります。このスキューバですが,英語の発音は/スクーバ/です。国のキューバは「Cuba」でそれから引っ張られて,スキューバになったのかもしれません。なにせ昔は英語の音がなく,綴りから発音を想定するしかなかった時代がありました。

【スキューバをするには】
 よくスキューバのライセンスなどという言い方がありますが,国が発行する自動車運転免許証のようなライセンスではなく,民間のダイビング団体でスキューバの講習を修了することにより得ることができる資格です。水中ですと無茶なことをすると命にかかわります。このスキューバ団体は,有名なところでは,PADI (世界最大,全体の約60%),SSI,NAUI (最古,1960年~) など多くありますが,当時の勤務地で最も近いSSIの学校に通いました。ここで,座学,プールでの講習,実際の海での実習をへて,Cカード (Certification Card) の OWD (Open Water Diver) 認定証をもらえます。これを保有すると海外では世界各国に名前が通っているPADI,SSI,NAUIなどの資格証で現地で潜ることができますが,日本発祥の学校では現地で潜ることをOKしてもらえるか定かではありません。なお,沖縄や海外の観光地で観光客が潜れるのは体験ダイビングといって,インストラクターが随伴してのお試しのダイビングです。この場合は,ダイビングのCカードは不要となります。
 技術英会話のところで,Cカード (Certification Card) の「C」と海の「sea」が同じ発音であることをお話しました。C cardとの呼び名の裏には,海のイメージを忍び込ませているのですね。

divinglaboの記事より

【SSI】
 SSIは,Scuba Schools Internationalの頭文字で,1970年にアメリカで設立されたダイビング団体です。カリキュラムが非常に高品質だと定評があります。

使用したSSIのテキスト

なぜ,スキューバを始めたかの話を次回その2でお話します。

皆さまの「その時私は」物語のお話をお待ちしております。

企画担当 高橋達人 tatsudoc@nifty.com