技術英会話エッセイ: 参考にならない英語遍歴 その 8 ステートカレッジ専用車

 英語がお上手な人はパスしてくださいね。

少し時間を戻して
(自分の手を放したものは所有権を放棄)
 ビガーを受け取りにビガーがまつニューアークの港に向かうために,アパートが決まるまでお世話になった方にアムトラックの最寄りの駅まで送ってもらいました。駅には改札がありません。一端,駅に入り自分の荷物をホームのベンチの上においたあと,送ってもらった方と話そうと,荷物を置いた場所から離れたらえらく怒られました。アメリカでは,荷物を自分の手から離したら,自分の所有を放棄することと同じことだと。大切なアドバイスです。ここは,アメリカ,日本ではありません。

(ステートカレッジのビガー)
 ビガーを受け取ったニューアーク港からほぼ真西に位置する大学町ステートカレッジまで360kmを自ら運転して運びました。ここまではよかったのですが,前述のようにビガーが特別の車であることを痛感しました。日本で,左ハンドルの車をみると外車だなという程度ですが,まず自家用車では右ハンドルの車はアメリカのハイウェイでは走っていません。しかもフェンダーにミラーが付いた車はさらに目立ちます。その車は普段は乗らない方がいいよとのアドバイス。フェンダーミラーも取られてしまうかもしれないと脅かされて,アパートの駐車場に当面おいておくことに,その代わりに生活用の車を買うことになってしまいました。何のために車を日本から持ってきたんだろう。ただし,このビガーも後でお話するように米国縦断アメリカ大陸横断するという我が家での記憶に残る偉業を達成したのでそれはそれでよかったですが。

(ステートカレッジ用の二台目の車)
 さて,二台目の車は,ポンティアック。ポンティアックと聞くとファイヤーバード等のかなり上等な車を想像しますが,エンジンが2000ccの青い大型の車です。中古車屋さんが「若い女性が丁寧に乗ったので距離もでていませんし」と勧められ買うことに。値段も$3000程度だったと思います。でも買ってしまった後の感想は,10万km以上走り,メーターは一回りしてそうですし,なかり内装もくたびれています。オートマチック車ですが交差点で曲がるときにうまくアクセルワークをしないとエンストを起こすことも初めて体験しました。 大きな車体を動かすにはエンジンが2000ccでは非力であると実感しました。 あとで知ったことですが,米国の中古屋さんは「snow job」が常識で話半分どころではありません。セールストークは完全なメーキングと後で知りました。

ではでは。

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高橋達人 tatsudoc@nifty.com