技術英会話エッセイ: 参考にならない英語遍歴 その 7 再会

 英語がお上手な人はパスしてくださいね。

(アムトラックでニューアークへ)
 運転免許証と車の受け取りの書類をもって,鉄道のアムトラック (Amtrak) でニューアークへ向かいました。ニューヨークで地下鉄は乗りましたが,地上の鉄道は初めてです。切符はペンステートでアパートが決まるまでお世話になった方に準備してもらい,最寄りの駅まで送ってもらいました。列車の中で車掌さんが話すニューヨーク (New York) とニューアーク (Newark) が同じ音に聞えるのです。私のニューヨーク (New York) とニューアーク (Newark)も車掌さんに通じません。切符があるので乗車自体問題なかったですが,問題は下車のタイミングです。ニューアークはニューヨークの手前,緊張感を持ち続け無事ニューアークで下車できました。このニューアークでホテルに一泊して,いよいよ明日は,ビガーとご対面です。

(ニューアーク港へ)
 タクシーを捕まえるという行為がすぐに出来るはずもなく,ニューアーク駅にホテルから戻ってタクシーに乗りました。駅構内のタクシーなのですが,メーターがついていません。でも港にいかないわけにはいきません。しかたがなく,そのままニューアーク港へ。ニューアーク港のどこだかわかりません。料金が高かったのか,適正だったのか今でもわかりませんし,払い方も不明で,タクシーを半開きで足を半分外に出しまま,支払ったのを覚えています。
 さて,降りたところが広々としたニューアーク港の中。ぽつんと,広大な港の敷地の中に残されました。遠くに見えるビルが目的地と信じてそれに向かって歩き出しました。この目標にしたビルが,目的のビルでホットして,受取りの書類を渡して,待つこと待つこと事務所の中で3~4時間たったあと,呼ばれて,トラックに乗せられて,車が置いてあるところへ。
 そのには,ポルシェなど数台の車が置いてありました。その中に,日本から送った自分のビガーがあったのを目にして目頭が熱くなりました。ようやく会えた。ここまで来るのに長かった
 車に乗り込みエンジンをかけようと,キーをまわしてもうんともすんともいいません。バッテリー上がりです。バッテリーが上がったことを伝えると大きなバッテリーを積んだ別のトラックがきてくれました。ようやくエンジンがかかり,ステートカレッジへ出発することができました。

(日本から持ち込んだ右ハンドルの車でステートカレッジへ)
 米国は日本と異なり左ハンドル,右側通行の国です。米国で左側ハンドルは郵便車しかありません。郵便車は,車からでることなく,各家のポストに郵便のだし入れができるように,右ハンドルだそうです。米国の車は,基本,新車・中古車は左ハンドルであることが義務付けられています。
  ニューアーク港 から360km離れたペンシルバニア州のど真ん中のステートカレッジへ日本から持ち込んだ右ハンドルの車で向かう途中,ハイウェイを並走する車は,皆ぎょっとします。運転席に運転する人がいないのに車が走っている。でも,右ハンドルと気がつくと皆ホットし,笑顔を送ってきました。生まれて初めて右側通行の道を運転し,何とかステートカレッジまでたどりつくことができました。

ではでは。


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高橋達人 tatsudoc@nifty.com