80歳にして自分の宗教探し?(#4/8:本宮大社)

熊野本宮大社

 紅葉を期待して山道を熊野本宮大社に向かったが、途中一部銀杏が黄葉してはいたが、もう少しと言ったところだった。

 158段の階段を上って熊野本宮大社に。檜皮葺きの格式の高い社殿に迎えられた。熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)に共通する御祭神は、「熊野十二所権現」と呼ばれる十二柱の神々であるが、熊野本宮大社は別格のようで、大斎原(オオユノハラ) のイチイの木に降臨した家都美御子大神(ケツミミコノオオカミ) を主祭神としている。

図10:熊野本宮大社への158段
図11:熊野本宮大社の神門


 八咫烏(ヤタガラス)
図12:熊野本宮大社の本殿 http://www.hongutaisha.jpより
図13:熊野本宮大社の大斎原の大鳥居(鳥居の上部に八咫烏)

 大斎原には、高さ33.9mの大鳥居が立っており、その中央には日本神話に登場する導きの神、八咫烏(ヤタガラス)が輝いている。八咫烏は、神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる。三本足姿で知られ、日本サッカー協会のシンボルマークになっているのをご覧になられた方は多いと思う。しかし、大斎原は洪水が多かったので、現在の場所に遷宮されたとの事。

 近くの休憩所で塩漬けの高菜の葉で包んだ「めはり寿司」を、大きい口で目を張りながら頬張って賞味し、次の訪問地、高野山に向けて出発した。 国道168号をひたすら北へ。途中、十津川警部・十津川村天誅殺人事件の舞台ともなった十津川を下りながら時にはすれ違いに困難を伴う細いカーブがいくつもあったが、テレビドラマに出た吊り橋は見付からなかった。

次回は6月4日高野山  毎週火曜日9時に公開 (無機材会 安田榮一)


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