80歳にして自分の宗教探し?(#2/8:伊勢神宮)
まずは伊勢神宮へ
1週間前迄の天気予報では好天であったが、次第に怪しげになり、当日(2023.11.10)は残念ながら雨であった。伊勢市駅から傘を差して歩いて5分程度で外宮に到着。
旅行案内書によると「伊勢神宮の起源は今から約2000年前、大和から皇祖神・天照大御神の御杖代(ミツエシロ)として旅した倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が、五十鈴川のほとりに皇大神宮(内宮)を定めたとされている。その約500年後に天照大御神の食事を司る神を奉ったのが豊受大神宮(外宮)。内宮・外宮の正宮並びに係わりの深い14の神を奉った別宮では20年に1度、隣の敷地にそのままの姿で社殿を建て替えご神体を遷す式年遷宮が行われ、弥生時代の高床倉庫の様式が引き継がれている」とある。
まずは、天照大御神の食事を司る神を奉った豊受大神宮(外宮)を主祭神とする正宮に向かい「毎日の衣食住の恵み」に感謝する。個人的な願いは荒御魂を奉る別宮の多賀宮にするべきとの事。外宮には別宮が4社、摂社が16社、末社が8社も有り、全部は回り切れないので、正宮と別宮だけお参りした。もともと御正宮は天皇陛下が日本の事を願う場であり、個人的な願い事をする処では無い。平和を祈る場であり、私幣であるお賽銭ははばかられるとの事から賽銭箱は無い。これに対し、別宮には賽銭箱がある。急いで回って、約一時間。
内宮へ
バスで内宮に移動。所要時間約10分。五十鈴川で手を清め、石段を登り、四重の御垣に囲まれた天照大神を祀る唯一神明造りの正殿をお参り。内宮には別宮が10社、摂社が27社、末社が16もあるので、お賽銭の数もバカにならない。予めコースを決めて置くのが良い。こちらも急いで回っても一時間は必要。
外宮と内宮を回って疲れたので、おはらい町通りの入り口に近い赤福で抹茶と赤福餅で一休み。おかげ横丁をぶらぶらして帰路についた。
伊勢神宮をお参りして感じたのは、外人の参拝者が少なかった事。伊勢市としては、伊勢神宮は日本人の「特別な場所」のためインバウンド誘致は慎重にしているとの事。それと関係してか、日本語以外の説明も注意書きも表示されていなかった。
今回の旅で、伊勢神宮は、日本国の象徴である天皇家の祭祀の場所であることを再認識した。
次回は5/21 熊野速水大社と那智大社へ (無機材会 安田榮一)