たつひとの富士山 その五: 富士山山頂

富士登山四日目2022年8月30日火曜日登頂後からのお話です。

富士登山 四日目 午後

【七合目から頂上へ登頂】
 朝,七合目の山小屋,鳥居荘をでて吉田ルート頂上にたどり着いたのは12時24分,直前からガスの中に入り,強風と横なぐりの雨となってしまいました。標高は3706mと,3700m越えです。ここにある山小屋は,お土産と食事を提供してくれる「頂上扇屋」さんです。

 とにかく,強風と雨をしのぐため,扇屋さんで食事をとることにしました。900円のカップヌードルを頼みましたが,今までたべたカップヌードルの中で一番おいしかったです。ここでこれからの行動をどうするかを考えないといけません。そもそも,今夜泊まる八合目の白雲荘に挨拶に顔をだして,荷物になるものはおいていっていいとの勧めもあり,それではと雨具を山小屋においてきて,下山するにも雨具がない。山頂の頂上扇屋さんは,登頂記念のお土産も売っていて,ここで登頂記念の日付印をおした日章旗と今治製の首に巻くロングタオルを購入。ダメもとで「雨具はおいてないですよね」とたずねるとビニール製のレインスーツを出してきて「ありますよ」と。神様はやはりいるものだと感謝です。これを上下に着てとにかく出かけることに。外にでるとトイレや山小屋の陰に強風と雨をさけるためにみな避難しています。道を歩こうにも風が強く前に進めません。また,山小屋に引き返して,入室するために今度は500円のコーヒーを頼みました。いつものブラックではなく,パワーをつけるためミルクと砂糖入りです。この山荘の食事の時間は午後2時まで,行動を決める時間もあまり残されていません。

【お鉢巡りおはちめぐり
 当初,吉田ルート登頂後,富士山火口をぐるっとまわる1.8km,約2時間のお鉢巡りを計画して来ました。しかし,この突然の強風と横なぐり雨で,お鉢巡りは断念せざるをえないかなと頭半分はそちらの方に傾いています。そもそもお店の人に聞くと,神社で記帳し,御神酒をいただくはずだった神社は今年は既に神社が閉まっており,郵便局も同様に閉鎖。お鉢巡りでいく富士山最高峰の剣ヶ峰 (標高3776m) へは行って来た人も「たいへんだった」と,この山頂で唯一開いているこの山小屋の頂上扇屋さんも行かない方がいいと他のお客さんにサジェッションしていて,お鉢巡りとは来年に持ち越しに

【吉田ルート八合目山小屋へ】
 下山すると決めて,剣ヶ峰方面と吉田・須走ルート下山道の分かれ道を左に折れて下山に。

ここが剣ヶ峰と吉田・須走ルートの下山道の別れ道

【無事八合目の白雲荘に到着】
 下山するに従い,ガスの外にでて,天候は回復。無事,八合目の白雲荘に到着できました。

目次

ではでは。

高橋達人 tatsudoc@nifty.com