たつひとの富士山 その弐: 吉田ルート 馬返しから五合目まで

富士登山 二日目

 富士登山二日目は,2022年8月9日火曜日となりました。

【馬返しまで】
 登山二日目は,順調に高尾始発の河口湖行き直行普通列車に乗れたものの,途中朝食を買う場所がありません。下車した富士山駅周辺にもなくて,結局,五合目まで食事を出来ずに登山することになってしまいました。
 富士山駅 9時30分発の馬返し行きマイクロバスに乗車して,終点の馬返しまで。マイクロバスに乗りきれない場合は,バスに加えてタクシーが出るそうで,料金はバスと同じ500円とのこと。いざという時の対応があること自体で気持的に余裕が出ます。

馬返しの標示

【馬返しの茶屋】
 前回一日目の終着点だった大文司屋 だいもんじや で,豆から挽いてくれるコーヒーを飲んで二日目のスタート。今回は,熊除けとして,事前に川崎の好日山荘で買った熊よけベルと一緒です。お茶屋さんで仕入れた情報では,今年は,麓から馬返しの間で熊が,昨年は馬返しから五合目までの間で出たそうで,やはり熊はいるそうです。

吉田口馬返しのお茶屋さんの大文司屋


 この馬返しは1964年に5合目まで富士スバルラインが開通するまでここからみな登っていったそうです。この馬返しの標高は1450mあり,今は標高2000mをこえる五合目までの間は,2024年のフランス五輪選手のトレーニング場所となっているという話を前回茶屋で聞いたことを思い出しました。
 この馬返しの場所にも鳥居があり,左右に猿が一体づつ守り神としておかれています。

富士山の守り神のお猿さん

【なんだこれ】

 想像するに,登山道を流れ落ちる土砂を堰きとめるもの,土砂を登山道から谷へ誘導する仕掛けを設けているところもあって,登山道を守る多くの工夫がされているのに関心しながら登りました。

【一合目】
馬返しから,さほど登らないところに,一合目,山小屋は閉鎖されていますが,一合目の文字に,富士山なんだとの実感が湧いてきます。道は,馬返しまでとは違いだんだんきつくなります。

【眼下】
 三合目からは,眼下に,河口湖,西湖が見えて登ってきた感が強くなります。

三合目から見る河口湖が分かりますか

五合目までは,森の中での歩行で,日差しでトラブルとなることはありません。

吉田口登山道の石畳

【佐藤小屋】
五合目にある佐藤小屋は通年営業で,ここまでは林道を通じて車が来れます。朝飯を食べてなかったので,ここでカレーライスを食べました。美味しかったです。山価格で1200円。ここでちゃんとしたカレーを食べれるのでうれしいです。

五合目の佐藤小屋

【スバルライン五合目】

佐藤小屋からスバル五合目途中の眼下に左手に見える富士吉田の町と右手に見える山中湖

佐藤小屋からほぼ水平移動に近い標高2300mのスバルライン五合目から河口湖駅行きのバスに乗り帰路につきました。

【三日目の準備】
 五合目からは,本格的に山を登るので,ストックを川崎のモンベルで調達。夜,登るので,ヘッドライトもこちらは,武蔵小杉のモンベルで用意しました。なんと富士山山頂は,気温は10度以下になることもあるとのこと,麓の浅間神社でであった登山ツアーのガイドさんが,頂上は寒くなりそうなので,ダウンのベストを持っている人はそれも持っていってという話を横で聞き,山頂では防寒ベストが必要とこれはワークマンで準備しました。
 後はサングラス。メガネを掛けているので,その上につけるサングラスを以前持っていたのを記憶しているのに探しても見つからず,ほぼ同じものをスポーツデポで購入。昔のものはプラスチックだから腐っているさとの気持ちの入れ替えで準備完了。
後は9月10日の閉山まで,天気と台風を情報を頼りに富士登山三日目の予定を決めないといけません。
 知識入手のためYouTubeで富士登山のビデオを見ていたら,みなストックを二本持っています。一本の人は写っていません。そこで,慌てて武蔵小杉のモンベルで,川崎で買ったと同じストックを購入しました。スキーと同じストック二本使用です。貴重な水の入れ物として,1.5リットルのたためる水入れをこれもモンベルで買いました。これで,ほぼ準備は整ったと思いたいです。追加で本屋さんで「富士山」がタイトルの旅行雑誌も買ってしまいました。

 またまた富士登山のビデオをみていたら,ご来光時は本当に寒そうで,また近くのワークマンで長袖のインナーを買いに行きました。ついでに安価な脚カバーあったのでこれも購入しました。

 三日目のためにパッキングしていたら荷物がバックパックに入らない。原因は急遽追加した防寒具,今度は大きめのバックパックを買いに町をうろつきこれまたワークマンで40Lのバックパックを購入、ようやくすべての準備が整ったはずです。

たつひとの富士山 目次

ではでは。
(^-^)

高橋達人 tatsudoc@nifty.com