たつひとの富士山 その26:2025年富士山高齢登拝者

富士山本宮浅間大社の高齢登拝者名簿

本日,富士山本宮浅間大社より令和7年,2025年の富士山高齢登拝者名簿が届きました。名簿の中に自分の名前を見つけだすのが楽しみです。
今年の富士山開山期間中の登山者は環境省発表で20万5千人で,今年から静岡県側も入山料を4000円徴収したにも関わらず,昨年より千人増えています。
高齢登拝者は1882名で,これも昨年の1703名より,179名増えました。山梨県側と静岡県側ともに富士山入山料を徴収しても,登る人はのぼるのだなと思います。国外の登拝者数が4名と昨年の5名と同規模で,たぶん,この富士山高齢者登拝のことは海外にはほとんど知られていないのですね。
今年の富士登山は,7月28日に富士宮口五合目から登山を開始し,七合目の山口山荘で一泊,次の日に富士山登頂を果たしました。そのとき,九合目五勺上の登山道で,昨年,一昨年と最高齢登拝者の佐川トメさんとお会いしました。今年も最高齢かなと名簿をみると最高齢は阿久津幸吉さんとなっていて,佐川さんは2番目でした。一番の阿久津さんは,なんと数えで103歳,大正12年のお生まれです。大正12年は関東大震災があった年です。なんとお元気なこと。富士山登頂は16回とのことで,今回の登頂で,ギネス世界記録認定とネットにでていました。登山回数で一番は,ミスター富士山の實川欣伸 じつかわ よしのぶ さんの2247回です。私はというと回数は4回,今年の順位は837番,昨年は906番でしたので,少し先に進みました。

2026年 富士山登頂計画
(再掲「空から見た」シリーズ:2025年11月27日 富士山に覆い被さる厚い雲」より)
当初,来年の富士登山は,今年2025年の富士登頂の様子を書いた「たつひとの富士山」の最後にチラッと書いたように,山小屋からもご来光が見える山梨県吉田口からの富士登山を計画していました。ところが11月にいつもお世話になっているサンシャインツアーから届いた来年のスケジュールの中に,ゆっくり山小屋二泊三日のプランが消えています。「え〜」です。需要が少ないのかなとがっかりすると同時に気を取り直して,2022年の第一回初登頂のころを振り返り,富士急の富士山駅から吉田口五合目を目指すことなど考えましたが,どうせツアーでなく個人で登るなら,まだ登っていない須走口五合目から登る須走ルートにトライしようと案を練りました。
富士登山の時期は,2025年と同じ,梅雨が明ける7月下旬の平日。心配は,台風の発生だけですが,これは考えても致し方ないので,今年と同じ天候に恵まれると仮定した計画をたてました。やはり,余裕をもって二泊三日としました。
<具体的登山計画>
前日に東海道線で,国府津駅で乗り換え,御殿場線で御殿場に向かいます。そして御殿場駅前の東横インに宿泊します。次の日,朝一番の6時台のバスで須走口に向かいます。所要時間は約1時間です。この須走口五合目で朝食を取ります。60分程度,五合目で周囲の気圧に体を慣らしてから出発します。2023年のように,六合目で,体調不良になりどぼんは嫌ですので。
ここから目指すは,吉田ルートと合流するあたりの八合目の山小屋です。須走口五合目は,標高が2000mと,富士山の五合目としては,御殿場口に次いで,高度が低いので,その分,登頂まで時間がかかります。夕方までにこの山小屋に到着し宿泊します。登山一日目はここまでです。
山小屋は東斜面にあるので,次の日朝4時過ぎから見れる日の出の様子を楽しみ,その後,朝食をとってから富士山山頂に向けて出発します。吉田口・須走口頂上にある久須志くすし神社 (東北奥宮 ,奥宮の末社)で「高齢者登拝者」の署名をしてから,お鉢巡りで時計と反対まわりで剣ヶ峰に向かいます。
浅間大社奥宮で再度お参りをしたあと,御殿場口頂上から下山し,宝永山経由で御殿場口まで降りてきます。御殿場駅の最終バス🚌は,17時台なので余裕をもって下山できそうです。御殿場ルートでなく、須走ルートで戻るのもオプションとしてあります。
御殿場の東横インは,会員は一年前から予約可能になり,予約することはできましたが,シングルでも11000円台なのはびっくりしました。7月最後の週末はすでにもう満室となっていました。
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ではでは。
高橋達人 tatsudoc@nifty.com

