2023年の年頭あいさつ(その2)

副会長(広報担当) 岡田 明

ウクライナ侵攻が2月24日に始まり,新型コロナはオミクロン株へと進化を遂げ,毒性は低下したといえども第8波が訪れて多くの感染者が発生し,累計感染者数は人口の23%を越えています.国際紛争を解決する手段としての武力行使に終わりは見えず,発熱患者の診療規制も終わっていません.

マインドコントロールの被害者家族は未だ救われず,加害者は優遇税制で助けられています.マインドコントロールの被害者とオレオレ詐欺の被害者は自身が被害を受けたと思っていないことが特徴で,加害者の特徴は恐らく収益活動の確定申告を行っていないことでしょう.

日本銀行の大規模金融緩和の成果なのか,念願の物価上昇が実現して消費者物価指数は目標値を上回りましたが,賃金上昇は起こらず起きたのは通貨下落だけでした.

こんな世の中のことはさて置いて,まずは,あけましておめでとうございます.

同窓会活動も世の中の活動の例に漏れず,目的があってそのための手段が活動です.

目的は「無機材会は会員相互の親睦を図り,本学の無機材料分野の教育・研究及び学生支援,無機系工業材料関係の学会・産業界の向上発展を期すること」となっています.

その手段は主に以下の4つの事業です

 1) 会員への情報の伝達,会員間の情報の交換

 2) 名簿の管理,発行

 3) 物質理工学院材料系無機材料分野の学生の表彰及びセミナーの開催などの支援

 4) 会員の表彰,慶弔への対応

実際には名簿の発行は個人情報の問題があるので休止中で,対面での活動もコロナ禍なので自粛気味です.目的は揺らぎませんが,手段は状況に応じて柔軟に対応しています.対面での活動に代わるものがインターネットを利用したコミュニケーションです.

ホームページについても双方向のコミュニケーションが可能なようにブログを基本とする方式に変更して3年目に入ります.会員の皆様が自由に情報発信をして,相互の情報交換を図りながら親睦を深める効果を期待しています.

まだ投稿者も限られ,恐らく読者も限られているようです.ネット検索しても投稿記事がヒットすることは稀なので秘密のページの様相を呈しているように見受けられますが,多くの方に投稿いただき,コロナ禍での親睦を深めるのに活用いただければと願っています.メトカーフの法則(Metcalfe's law)によればユーザ数の二乗に比例してネットワークの価値は高まるのですから,ウェブサイトを活用した会員の活動が活発になってサイトの価値も高まることになれば損はありません.

将来的にはパスワードで保護したページに会員のみが閲覧できる情報を掲載して,会員同士の共同研究や就職や転職を含めた人事交流などにも発展できるサイトへの進化を図りたいと思っています.そのまた先のことにはなりますが,メタバースを手軽に利用できるようになれば,それを利用した交流会なども検討したいと考えています.

そうは言っても,双方向コミュニケーションを通じて会員の皆さま方の便宜を図ることが第一ですので,運営につきましても会員の皆さま方からのご意見・ご要望を頂きながら,ウェブサイトの改善・改革を進めてまいりたいと考えております.というわけで,本年も同窓会活動へのご支援・ご協力を引き続きよろしくお願い申し上げます.

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