技術英会話エッセイ: 耳から英語の元素名を入れてみましょう。その7
英語がお上手な人はパスしてくださいね。
今までの習慣で英語の発音の勉強は,読み書きと同じく目を通して勉強してきましたし,それを不自然とも感じていませんでした。それもそのはずなかなか耳から聞いて発音を勉強できるという恵まれた環境の人は少なかったのが実際と思います。一生懸命辞書の発音記号を見ながら発音を勉強してきました。現在では,中学校は外国の英語の先生がいて直に音が聞けることからもずいぶんと学習環境がよくなったと思います。
技術英会話エッセイでこれまで,周期表を使って英語の元素名と発音の仕方を目を通して勉強してきました。でも仕方がありません。元素の英語名など耳から聞く機会は今までほとんどといってまったくなかったのですから。発音のコツはつかめたと思います。今度は耳から元素の音を入れてみましょう。
ここでは,耳から周期表の元素名をYoutubeで聞いてみたいと思います。このYoutubeは驚くことに再生回数が2800万回です。このYoutubeは改訂版で,元のものの再生回数が2400万回,合わせて5200万回です。すごいですね。皆さん耳からの音に飢えているのでしょうね。
では,聴いてみましょう。
The Periodic Table Song (2018 update!) https://www.youtube.com/watch?v=rz4Dd1I_fX0
気が付きましたか,今までで初めて英語で元素名の音を聞いたということを,目から音を自分で作るのと耳から音を入れる違いを実体験できたのではと思います。こんな経験はあまりできないので貴重と思います。これを何回も聞いて今度は耳を英語の元素名にならしてください。カタカナに聞こえるくらいに聞こえてくると耳がなじんだことになります。Youtubeでは英語も含め各国語の字幕も利用できます。
ここまでずうっと周期表と元素のお話をしてきましたが,かなりご自身の英会話に自信がついたのではないかと思います。文系の英語がお上手な人は,この辺の理系がらみの単語は全く無頓着で,関心もありませんので,そのような方々と少し離れたところで英会話に自信がでてきます。技術英会話のネーミングもそんなところにあります。
自分しか聞こえないし理解もできない。なんとなくいいですね。理系の分野での英会話をあなたの独壇場にしてください。
最後に,先ほどの話のように元素の英語名の発音を聞きなれてくるとカタカナ語のように聞こえてきます。そんなものですが,日本語の元素のカタカナの発音が訛ってくるのではとの心配はあまりしなくてよいと思います。それほど,日本語の元素のカタカナ語は体に染みついていますので。
ではでは。
企画担当 高橋達人 tatsu.english@gmail.com