技術英会話メールマガジン:元素 Al,Si,P,S の発音です
英語がお上手な人はパスしてくださいね。
元素の発音にもかなりなれてきたのではと思います。第3周期で残っている3A族(13族)から6A族(16族)までの元素についての発音をやりたく思います。
これらの元素は,アルミニウム Al,ケイ素 Si,リン P,硫黄 S です。アルミニウム以外は日本語由来です。昔から生活に馴染みのある元素であることがわかります。一つずつみていきましょう。発音はいつもの YouGlish で聞いてみます。
アルミニウム,Al の英語名は aluminium です。アメリカの高校の教科書では aluminum です。
「Al:aluminium」の発音 https://youglish.com/pronounce/aluminium/english?
※一番目の発音例は,編集ミスのようですので,二番目から聞いてください。
「Al:aluminum」の発音 https://youglish.com/pronounce/aluminum/english?
※YouGlishで,米語の aluminum は,aluminium より5倍多く掲載されています。世の中的には aluminum かもしれません。
主に/アルミナム/ と聞こえます。日本語のアルミニウムとは少し違います。発音を大丈夫にしてください。
ケイ素,Si の英語名は silicon。 Silicon Valleyという町もありましたね。漢字は「珪素」でした。
「Si:silicon」の発音 https://youglish.com/pronounce/silicon/english?
/スィリコン/と聞こえます。カタカナのシリコンに引っ張られますが,see,sea,C,Sydneyの「s」の発音ですね。続くのが「l」です。我々技術屋は「ケイ素」よりシリコンという方をよく使います。シリコンはきちっとした日本語となって広く使われています。日本語のカタカナの英語発音はすべて一度はチェックが必要です。
リン,P の英語名は phosphorusです。P の英語名はpが頭につくのですがなかなかでてきませんね。漢字では「燐」でした。リンて,そのまま英語だと思っている人がいるかもしれません。
「P:phosphorus」の発音 https://youglish.com/pronounce/phosphorus/english?
/フォスフォラス/と聞こえます。発音,「f (ph)」が二つも入っていて難しいですかね。技術英会話エッセイでもお話しましたが,英会話の先生に「f」をゆっくり発音してもらうと,上の歯先で下の 唇を噛むようにして発音します。でも通常の会話,早口では上の前歯の先を下唇の後ろに当てて発音します。やってみるとあまり口を動かさなくてもできるので思ったより簡単です。
硫黄,S の英語名は sulfurです。硫黄はカタカナのイオウも一般に使われていますね。
「S:sulfur」の発音 https://youglish.com/pronounce/sulfur/english?
/サァファ/ と聞こえます。あくまで私の独自発音記号なので,ご自分専用のものをつくってくださいね。
今日のお話はここまでです。
技術英会話エッセイ 目次 https://ceramni.matrix.jp/?p=1582
技術英会話メールマガジン 目次 https://tatsuaiki.sakura.ne.jp/wp/archives/1619
無機材会 企画担当 高橋達人 tatsu.english@gmail.com
技術英会話: グーグルで「技術英会話」を検索すると,検索結果の1番目,2番目に筆者の「技術英会話」がヒットします。技術英会話はそれほどレアです。
筆者: 高橋達人 (たかはしたつひと) 大学時代の英語は東工大の学生レベル,30代前半で英語が不得手にもかかわらず米国の大学院へ会社派遣留学。真面目に勉強して1年半で修士卒業。会社生活の最終ステージで6年間豪州の現地会社に勤務。海外では勉学や仕事のかたわら合気道で体を動かし,現在は豪州,フィリピン,カンボジアで合気道を指導。
東工大 無機材会 企画担当副会長