技術英会話メールマガジン: 日本人の英語
英語がお上手な人はパスしてくださいね。
ここで表題の「日本人の英語」は,日本人の話す英会話のことです。私の20歳代のころは,一生英語でのコミュニケーションは無理だろうと思っていました。その後,30歳半ばでの米国大学院への留学を経て少しづつ,英語でコミュニケーションをとれるようになってきました。
そのような私が,6年のオーストラリア駐在から帰国するころにはオーストラリアの人から「高橋の英語は本当にオーストラリア英語になったな」と言われ,「どこが?」と言いたくなるほど驚きました。現在も,合気道をオーストラリアやフィリピンで教えていますが,フィリピンでは「高橋さんの英語は,日本の人の英語と違う」ということを聞き「へぇ~。そうなの」と思いました。
日本語でもそうですが,住んだまわりの環境などで,本人はあまり意識していませんがその土地や周囲の人の影響を受けて話す言葉も結構変わっていきます。英語も同じです。
50代後半にオーストラリアへ行くまでは,日本人の英語は,何か英語圏の人の英語とは違い,かなり独特の英語と信じていました。
オーストラリアでであった話は,
『日本語訛りなまり (Japanese English, Japanese accent) はソフトで好感が持てる。
分かりやすさは中程度。
訛りはアイデンティティー。無理に変える必要はない』
ということでした。
日本人の英語も特別なものでなく,世界の英語の仲間なのです。
・Japanese accent: 日本英語/日本訛り/日本語訛り/日本人の話す英語
・日本人の話す英語は特別ではありません。英語の一方言。
・日本英語の分かりやすさは,中程度。びりではありません。
・自信をもって大丈夫です。
アメリカで「南部訛りで分かりにくくてごめん」,スコットランドのホテルで「自分は訛りがあってすみません」といわれびっくりしましたが,インドの人にはこのようなことを言われた記憶がありません。我々,日本人ですから,まずは Japanese accent をベースに自信もってスタートし,次いで相手が受け取りやすいテクニックを身に着けていってください。
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技術英会話エッセイ: 日本人の英語は特別? https://ceramni.matrix.jp/?p=1027
今日はここまでです。
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無機材会 企画担当 高橋達人 tatsu.english@gmail.com
技術英会話: グーグルで「技術英会話」を検索すると,検索結果の1番目,2番目に筆者の「技術英会話」がヒットします。技術英会話はそれほどレアです。
筆者: 高橋達人 (たかはしたつひと) 大学時代の英語は東工大の学生レベル,30代前半で英語が不得手にもかかわらず米国の大学院へ会社派遣留学。真面目に勉強して1年半で修士卒業。会社生活の最終ステージで6年間豪州の現地会社に勤務。海外では勉学や仕事のかたわら合気道で体を動かし,現在は豪州,フィリピン,カンボジアで合気道を指導。
東工大 無機材会 企画担当副会長