技術英会話エッセイ: 海外の人のカタカナ「ラリルレロ」の発音

 英語がお上手な人はパスしてくださいね。

 長年日本にいる海外の人でもカタカナのラリルレロの発音をできる人はなかなかいません。
正確に発音できる人はすごいですよね。
 ローマ字入力では ra,ri,ru,re,roと打ちますが,日本語カタカナのラリルレロは「la,li,ru,le,ro」と発音する方が,わたし的には近いと思います。母音の口の形が子音の口の形と似通っている組み合わせです。もちろん,正確なカタカナのラリルレロと音が違うのは当然です。

【エリさん】  お名前がエリエリさんは,パスポートでは「Eri」と書きますが,「Eli」の方が発音に近いので困っているとのことです。

【海外の人にとって「ライト」は】  「ライト」は「light」と「right」。普通に「ライト」と言うと「light」と取る人が多いと思っていましたが,「ライト」と言って「light」と「right」と,どっちらに聞こえると現地の人に質問しても相手は唸ってしまって,結局,「ライト」は「light」と「right」のどちらにも聞こえないようです。
我々にとって難しいのが,「ri」「re」です。「receipt」は難しかったですね。

【成田空港】  英語表記の成田空港の「Narita」の発音は,我々が日常生活する中で耳にする「ナリタ」にはなりません。日本語の「ナリタ」は,外国の人にとって目からはいる文字の「Narita」からは難しいです。しばらく日本に滞在して,耳から日本人の「ナリタ」を聞いていくうちに「ナリタ」に近づきます。

【リブステーキ】  リブステーキの「リ」は,「ri」(rib steak)で,これは日本人にとって難しいです。レストランで注文の時に躊躇します。ちなみに,レストランは restaurant で「re」です。レストランは英語でrestaurant とわかっていても,海外にでて「re」の発音できていない人が大部分ではないでしょうか。

lowrowraw  lowは /lou/で,難しい発音です。rowは /rou/,rawは /ro:/ で慣れれば比較的簡単です。

lollylorry  ローリー lolly はオーストラリアで定番のヘビの形したグミのお菓子,ローリー lollyの発音も難しいです。このグミは結構やみつきになります。おいしいのでにこっと「ly」で終わりましょう。一方,タンクローリーのローリーは lorryです。英国でトラックのことです。
話は飛びますが,お菓子は「confectionary」,菓子類,菓子店です。スパーマーケットのK-Martの店内で見かけました。大切なのになじみがない単語です。

近くにいる外国の人とラリルレロを題材に話をしてみてください。
勉強になると思います。

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無機材会 企画担当 高橋達人 tatsu.english@gmail.com

技術英会話: グーグルで「技術英会話」と「”」「”」で囲って検索すると,検索結果の1番目,2番目に筆者の「技術英会話」がヒットします。技術英会話はそれほどレアです。

筆者: 高橋達人 (たかはしたつひと)  大学時代の英語は東工大の学生レベル,30代前半で英語が不得手にもかかわらず米国の大学院へ会社派遣留学。真面目に勉強して1年半で修士卒業。会社生活の最終ステージで 6 年間豪州の現地会社に勤務。海外では勉学や仕事のかたわら合気道で体を動かし,現在は豪州,フィリピン,カンボジアで合気道を指導。
東工大 無機材会 企画担当副会長