溝口さんぽ(No.16流通と食品会社)

 今年は年明け以降平年よりも高温状態が続いているため、春が早いですね。今日この頃は散歩していても早くもつつじが見ごろになっています。例年よりも3週間程は早いのではと思いますし、季節が急に進むためか、開花時期が異なる花々が咲いている様は、北国のようでもあります。天気の良い日は汗ばむほどになることもあり、日陰を探して散歩している自分に気づきます。
 高津区には、東西方向(東京と横浜方向)に国道246号線、大山街道、第三京浜国道が走っており、一方、南北方向には川崎市を縦貫する府中街道(川崎ー府中)や多摩川に沿った道路が通っています。このような好立地を背景に、区内には流通及び食品関係の施設が多く立地しています。今回はこのテーマについて紹介します。
 まず、国道246号線沿いには、トナミ運輸、佐川急便などの流通関係の事業所や自動車関係の会社が多く存在しています。また、宅配大手のヤマト運輸は府中街道沿いに配送拠点を設けています。さらに、第三京浜と府中街道が交差する北見方や下野毛地区には、アマゾン、佐川急便、日通などの流通大手の大きな拠点施設が集まっています。もちろん付随してその他の運輸会社の事業所も多くみられます。これらの施設は、東京に隣接している地の利から設けられているものと思われます。


 一方、国道246号線の北側の久地地区には食品関係の工場が多くあります。例えば、デパ地下で良くみられる総菜メーカーのR1/fを運営するRockfield、カツサンドで有名なまい泉、仕出し弁当の青山、などです。現在は移転してしまいましたが、以前はパン屋のサンジェルマンの工場もありました。このような工場の傍を通ると少し匂いが漂ってくることもあります。また、工場の脇には弁当やパンなどの安売りスタンドなども見受けられ、地域住民は開店前に行列を作って、その恩恵を受けています。

コメントを残す