庭の自然を楽しむ-6 メジロを呼ぶ

 冬場,12月〜3月までの間,小鳥たちの餌が少なくなる.さらに,冬場は花が少なくなり,庭が寂しくなる.そこで,庭に小さな小鳥の餌台を作り小鳥を庭に呼べば,庭が賑やかになると考えた.小鳥の細かい動作を見ているだけでも新しい発見があり,心が和む.また,小鳥の鳴き声も心地よい.

 庭の垣根には,サザンカが植えてあり,冬になるとメジロが花の蜜を吸いに来る.メジロが好むものは,花の蜜やジュースのような甘い液体やそれに類するものである.餌台にメジロが好む餌を置いておけば,いつでも来てくれると考えた.手始めは,ミカンを半割にして梅の小枝に刺した.数日するとメジロがそれに気付き,ミカンの実をついばむようになった.初めは一羽であったが,“つがい”で訪れることもあった.メジロにも強弱の関係があり,弱いメジロがミカンを食べていると,強いメジロがやってきて弱いメジロを追っ払い,餌を独占しようとする.

 メジロがミカンをついばむ際には,喉の下側が細かく振動する.おそらくミカンの汁を吸って飲み込む動作ではないかと推定する.

 他の餌も試してみた.リンゴはミカンほどではないが好んで食べる.試しにバナナの実をやってみたが,これはダメだった.バナナが嘴にくっついてしまい,取るのに苦労していた.

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