満足のいく補聴器探し(2) 見いつけた⁉⁉
2025年9月19日にAppleからAirPodsPro3が発売された。米国の米食品医薬品局(FDA)がAirPodsPro2のソフトウェアについて、補聴器としての機能を承認したと言う噂が聞こえてきたので、早速購入してみました。結論から言うと、音の感じは補聴器を付ける前の音の高音域だけが丁度良く補強された自然な音の感じで、「こんな補聴器欲しかった」です。
AirPodsPro3は聴力検査をして聴力を補強する機能がありますが、この補聴器機能はAppleとしては売りの一番ではなく、基本はノイズキャンセル機能付きイヤホンです。BoseやSonyが先行メーカーで、外の騒音をマイクで取り込み位相を逆転して騒音を打ち消すという優れものです。Appleはその先を行って、周囲の雑音を低減しながら、人の声を分離する機能を有する新しいチップを開発し、騒音の中での電話の会話をし易くしています。これを補聴器の機能として利用したもので、所謂高価な補聴器の機能が組み込まれていることになります。
下図に聴力検査の一例を示します。左耳は正常であるが、右耳は重度に近い中度の難聴のようです。このようなデータがイヤホンのチップに送られ、聴力の補正をしてくれます。

AirPodsPro3は補聴器機能の他に、イヤーパッドの新素材を開発して耳の違和感を軽減し、長時間使用しても落ち難くなっていました。付けっ放しで外出しても、落ちる心配も無く、耳への圧迫感も無く、風切り音も余り気になりませんでした。
一つ気になったのは、音声を強調する機能が働く境目にカチッと音がするようですが、頻度は低いので、苦痛ではありませんでした。
AirPodsPro3は補聴器に比べると格段に安く、お勧めの品です。高額の補聴器の機能が組み込まれているように感じました。 が、一つ問題は、iPhone以外の携帯用のアプリが無いことです。iPhoneとセットで買うと20万を超えるので、安い補聴器と同じくらいになりますが、電話・インターネット・お財布携帯等々の機能がついてくることを考えると、単独機能の補聴器を購入するよりもお得感は満載です。
AirPodsPro3の発売を首を長くして待っていた甲斐がありました。家の中でも暫く付けて使ってみた結果を下記に示します。
①私の家の裏の神社で、小鳥が鳴く声が奇麗に聞こえるようになりました。⇨バードウォッチングには助かる。
②新聞を捲る音って、こんな音だったのだと思い出しました。
③プリウスのドアを閉める音がクラウンの音になった。⇨これは聴力の弱っているところの補強とは別で、このイヤホンの音域が広い事(HiFiを強調?)だと思う。
④一つ出来ると良いと思ったのは、外部の音の音量をiPone で変えられる機能(一寸聞き取り難い時に助かる)。
⑤AirPodsPro3を購入して聴力検査をしようとしたらiPhoneの設定に最新のiOS26を求められ、設定が慣れないと手子摺る。加えて一週間後に更に新しいiOS26-1のアップロードが求められた。⇨安定するまでもう暫くかかるかも⁉⁉⁉
参考にした資料: https://www.jhida.org/shop/book/tebiki_05.pdf
https://www.apple.com/jp/airpods-pro/specs
これは、E.Y.の個人的な調査結果です。AirPodsPro3を利用されている方のコメントをお待ちします。