満足のいく補聴器探し(3):認知症にならないために

関連する情報を下記に示します。

◎難聴の原因:

難聴の主な原因は、加齢による変化、騒音、耳の病気(中耳炎、突発性難聴など)、ストレス、薬の副作用、遺伝などがある。加齢による難聴(加齢性難聴)の主な原因は、加齢に伴う内耳の有毛細胞(音を感じる細胞)の減少や機能低下、聴神経の変性です。これにより音の信号が脳にうまく伝わらなくなり、特に高音から聞こえ難くなるのが特徴です。加齢による有毛細胞の減少は、現時点の医療では回復できません。難聴の進行を遅らせるためには、大きな音を避ける、適度な運動をするなどの生活習慣の見直しが有効です。尚、鳥類では有毛細胞が回復することが報告されており、研究の発展が期待される処です。

もう一つ重要なことに、有毛細胞からの信号が弱くなると、脳がサボり出す危険性が高いことです。そのためには、聞き取り難くなったと感じたら、早めに補聴器を使うことが、脳の訓練⇨認知症の予防に有効です。

◎認知症と補聴器

認知症のリスク要因には、①:過度の飲酒、②:肥満、③:高血圧、④:喫煙、⑤:糖尿、⑥:脳の外傷、⑦:鬱、⑧:高コレステロール、⑨:睡眠不足、⑩:難聴、が挙げられている。

認知症予防には健康管理が重要な事はリスク要因から判るが、それ以外に①:補聴器の利用、②:犬を飼う、③定年後も家庭あるいは地域で役割分担を持つ、の3つが効果的と言われている。*1) これらはいずれも気持ちの高揚に関係している。難聴になると何回も聞き返すことが申し訳なくなり、あるいは苦痛になり、ついつい生返事をしてしまう。そして、人との会合にも出難くなり、家に閉じこもり、ボリュームを上げてテレビ漬けになりがちである事を、多くの先輩に見ている。

参考にした資料*

*1:NHK2025/9/6放送の「地球探究フロンティア・タモリと山中伸弥!? 第二段「認知症」」

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/14/091100003/020200012/?P=2

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