豊橋さんぽ(No.15 商店について)
3月も下旬となり、テレビでは桜の開花時期の予想が毎日のように取り上げられるようになりました。今年の3月は2度にわたって大寒波が来たせいか予想よりも相当開花が遅くなりそうですね。毎日散歩している豊橋公園ではもうすっかり桜祭りの飾り付けができていますが、桜のつぼみはまだまだ固い状態です。しかし、日に日に季節の移ろいは感じられるようになり、豊川の遊歩道からの風景も川面に多く浮かんでいた水鳥が少なくなり、また、晴れた日には白く輝く南アルプスの雪山も春霞(花粉のため?)にかすんで見えない日が多くなってきました。

今回は地方都市と都会との違いを、街で見かける商店などから比べてみることにします。以前住んでいた川崎市溝口は交通の便が良いことから比較的若者が多かったのですが、ここ豊橋の街中は圧倒的にシニア世代が多く住んでいます。そのため、都会と比べてずいぶん多く見かける印象のあるものとして、シニア層が年とともに機能低下になりやすい、歯、耳、目、に関係した店が多いように思います。例えば、医院そのものが多いようにも思われますが、その中でも歯科医院がとても多い印象です。こんなに多くては歯科医も過当競争で大変そうだなと。次に、”耳”に関しては、補聴器を取り扱う店が多いですね。ほぼほぼ大手の補聴器メーカーが揃っているのではないでしょうか。そんな状況の中、ちょっと不思議に思うのは、その割には耳鼻咽喉科の医院がそれほど多くはなく、医院は患者であふれているため予約していてもいつも1時間以上待たされます。(私自身は花粉症のため、薬をもらいに行く必要があるので、困ります...)さらに”目”に関しては、とにかく眼鏡屋さんが多い!ある通りなど、眼鏡屋さんが何軒も軒を連ねています。これで商売になっているのが不思議なほどです。私も老眼鏡を新調しましたが、寄ってたかって親切に対応していただきました。この他にシニア層からのニーズが多いと思われる業態に整形外科、整体院、接骨院など体のあちこちが痛むときに通う店があげられます。こちらも街のあちこちで見かけますが、どこが自分の症状に対して適切な治療をしてくれるのか、探すのが大変で、まだ自分に向いたところは見つけられていません。(溝口ではとても良い接骨院があって助かりましたので...)シニア層でボケ防止の観点から麻雀が流行っているようですが、街には多くの雀荘があり、駅前大通には麻雀会館もあります。

この他、地方ならではだなと思うのが、農機具や刃物などを扱う店と花や野菜の種を扱う種苗店をよく見かける印象がありますし、畳屋や竹細工の店、また、襖や障子などを扱う店も多いですね。ちょっと違う観点からは、書道道具、絵画道具や茶道具などを扱う店も多いかな。街には凝り性の人が多いせいか、ワイシャツ仕立て、靴製造、鞄など皮革製品を製造したり、修理したりする店も多いですね。食べ物関係では、飲み屋は昔と比べて減っているようですが、それでも至る所にいろいろな業態の店があります。また、城下町にはありがちなのでしょうが、洋菓子よりも和菓子の店が多いです。この辺りは貯蓄意識が高いせいか、金融機関も多くあります。メガバンクの一つであるみずほ銀行の支店が閉鎖され、浜松支店に統合されるのは、個人的にはショックですが、地銀のみならず、信用金庫も豊橋信用金庫の外にも豊川信用金庫や蒲郡信用金庫もあり、銀行よりも支店が街中にくまなく配置されているので、便利です。さらに付け加えると、時計や宝飾品を扱う店も非常に多いのではないでしょうか。
今回はこの程度でやめておきますが、この他に印象的に思っているのは、宗教関係の施設を多く見かけることです。このテーマについては、次回以降にまた機会を作って紹介しようと思います。今回は、以上です。
(岡田清)