無機材会・東海北陸支部 2024年 総会&講演会
令和6年11月9日に本年度の支部総会・講演会・懇親会を開催し、20名の会員に参加頂いた。例年この時期に開催し、今年も爽やかな秋晴れでの開催となった。場所は、名古屋市の東に位置する刈谷市のDスクエアで開催した。この会場は私の勤務先の施設であり、会議と懇親会が隣り合わせで可能という便利さもあり、ここ10年以上活用している。

最初に、静岡大学 電子工学研究所 ナノマテリアル研究部門 教授 脇谷尚樹様より、「作製時の磁場印加によるセラミックス薄膜の相分離」と題してご講演頂いた。最新の研究成果など大変興味深いお話を伺うことができた(脇谷先生は私の研究室所属時の先輩であり、今回の講演依頼に快諾いただき心より感謝申し上げたい)。
次に総会では、前支部長より令和5年度会務会計報告、私より令和6年度会務経過報告と新役員体制について報告した。また、無機材会本部より片山会長にお越しいただき、大学や本部の近況についてご紹介頂いた。今回は東京科学大学の誕生の経緯と近況、さらに講演会「アートと材料 ~東京科学大学で窯業・民藝を考える~」などの紹介もあり、様々な活動が進められている状況を理解することできた(講演会は私自身も参加し、民藝に関心を持つきっかけとなった)。
その後、隣接する会場で懇親会(会費制)を開催した。COVID-19の5類移行以来立食形式に戻し、会社を超え会員同士懇親を深めることができた。今年度の活動の1つとして、静岡県と北陸3県の会員への案内も強化してきた。今後も支部長経験者として、支部活動を盛り上げていければと思っている。
(東海北陸支部 井ノ下龍介)
