豊橋さんぽ(No.7 住居表示について)

 今年も梅雨後期特有の集中豪雨などにより日本の各地で河川の氾濫やがけ崩れなどの痛ましい災害が毎日のように報道されています。線状降水帯なる気象用語も珍しくなってしまいました。梅雨が明けると例年以上の酷暑が待ち構えていると思うと、気が重いですが、災害の多発よりはましかもしれませんね。

 さて今回は住居表示の特徴について紹介します。豊橋市は都会よりは市域が少々広いのですが、なんと291もの町名に分けられています。人口は37万人ほどですので、1つの町あたりおよそ1200人ほどの構成員という事ですので、随分と細分化されていることになります。そのため、久しぶりにUターンした者としては、町名を聞いてもどこにあるのか分からない町名がたくさんあります。また、読み方の難しい町名もたくさんあります。そこで難読町名を挙げてみます。それらの読み方については、最後に答えを列挙しておきますので、いくつ読めるか試してみてください:
①飽海町、②曲尺手町、③東雲町、④中世古町、⑤日色野町、⑥富久縞町、⑦向草間町、⑧八通町、⑨嵩山町、➉小畷町、⑪明海町、⑫野依町、⑬小向町、⑭飯村町、⑮菰口町、⑯雲谷町、⑰老津町、⑱仁連木町

 この他にもちょっと面白いなと思っている町名に”柱”という町名があります。どこが面白いかというと、正式町名は柱一番町、柱二番町・・・柱九番町まで9つのナンバリングした町名に分かれています。普通なら、柱町1丁目・・・としますよね。不思議ですね。おまけに同じように”はしら”と読むのに、柱ではなく、橋良町もあり、またご丁寧にも東橋良町、中橋良町、西橋良町に分かれています。これらの町名は同じ地域にあるので、ただ単に”はしら”といっても探しているところにたどり着くのはなかなか難しいのではないでしょうか。

 このように町が細分化されているために、郵便局もほぼそれぞれの町ごとに配置されており、また、郵便ポストも至る所に設置されています。そのため、散歩のついでに郵便を出そうと思ってもどこにポストがあったかな、と考える必要もありません。利用者には便利ですが、郵便配達員にとっては集配作業が大変でしょうね。

難読町名の答え:①あくみまち、②かねんてまち、③しののめまち、④なかせこまち、⑤ひしきのまち、⑥ふくしままち、⑦むこうくさままち、⑧やとおりまち、⑨すせまち、➉こなわてまち、⑪あけみまち、⑫のよりまち、⑬こむかいまち、⑭いむれまち、⑮こもぐちまち、⑯うのやまち、⑰おいつまち、⑱にれんぎまち(特に、①、⑧、⑨、➉、⑫、⑭と⑯の町名が超難読でしょうか。)

(岡田清)

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