リレーエッセー第2号
高齢者運転免許講習会
197113 田村信一
令和3年、卒業50周年を迎えました。そして、今年、自動車免許の更新時期になり、70歳~75歳未満用の高齢者講習会を受講しました。近くの自動車免許教習所で開講しますが、ベビーブームの多数派でもあり、申し込みから2~3週間の待ち時間がありました。地域によって、混雑程度には差があるそうです。講習会は2時間程度で、講義、視野角度測定、夜間視力測定、そして実車指導でした。実車指導は試験ではないので、運転行動診断・アドバイスしたす。オートマチック車なので、普段と変わらず、気をつかうのは、S字カーブと方向転換(車庫入れほど厳密ではないようです)ぐらいでした。高齢者事故で目立つのは、アクセル・ブレーキの間違い、追突、出会い頭事故、右折時の事故だそうで、一旦停止が確実に実行されないことも多いとのことでした。
国内で、アクセル・ブレーキの間違いが多く指摘されていますが、日本ではオートマチック車が普及しており、それも一因ではないかと思っています。AT車は簡易でとても助かりますが、運転操作の動作は単純化し緊張感はやや減少するのではないかと勝手に考えています。高齢化して、病院通いも増えたり、近くの小売商が減って、スーパーマーケットへ買い出しに行かざるを得ない状況が現実になり、車の有難さが身に染みるにつけ、安全運転に徹しなければ、と決意を新たにしているところです。