技術英会話エッセイ：　参考にならない英語遍歴　合衆国縦断ドライブ①

2022年1月4日 2023年2月27日

高橋達人

　英語がお上手な人はパスしてくださいね。

(縦断ドライブ開始)
　留学して最初のsemesterは9月からほぼ朝から晩まで勉強に時間を使っていたため，年末まで泊りがけの旅行などはまったく縁がありませんでした。そこで学校も含め全米がお休みになるクリスマス休暇を利用して，アメリカ合衆国の最南端，米国で一番南のヘミングウェイで有名なフロリダのキーウエストまで，ほとんど出番のなかった日本から持ち込んだビガー (ホンダアコードの姉妹車) に乗って片道 2300km の米国縦断家族大旅行をすることにしました。

(同じような右ハンドルのお話)
　米国に持ち込んだ右ハンドルのビガーにまつわる右ハンドルならではの持ち込んだ当時と同じような話です。ペンステートがあるステートカレッジを出発，まず南南東300kmの位置にあるワシントンDCを目指します。ワシントン郊外の片側4〜5車線のハイウェイを走っているとき，助手席の家内が，後部座席に座る二人の子供のケアで，体全体を後に向けました。その瞬間に左右を並走していた車はビガーの運転手が運転を放棄して，後ろを向いたと思い込み，パニックです。クリスマス休暇ですから，それらの車には家族で乗っていますので，車の中のみんなが慌ているのが分かります。しばらくして右ハンドルの車だとわかって皆ホッとして，笑顔を返してきます。それ以後，回りの車を驚かせないように，まわりに車がいるときには，後ろを振り向かないとの家族ルールを作りました。

(ハイウェイの日本との違い)
　州をまたがるハイウェイはインターステートと呼び無料です。当然料金ゲートがありません。長距離ドライブは，ガソリン代以外に高速代も考えないといけない日本の高速道路と比較し，うらやましいかぎりです。ガソリンスタンドはハイウエイを降りたところにあるガソリンスタンドで給油します。休憩もその近くにある公園や大きなドライブインなどを使います。まず驚いたのは，トラックの途方もない大きさです。日本やステートカレッジでは見ない大きさのトラックです。