豊橋さんぽ(No.22 祭りだ、祭りだ、祭りだ!)
10月になっても夏のような日々が多かったのですが、中旬辺りから季節が一気に進み、最近は朝起きて寒く感じるようになってきました。まさに秋の季節が短くなり、すぐそこに冬の足音が迫ってきているようですね。散歩コースも夏バージョンから通常のコースに変えましたが、コースで利用する豊川の遊歩道でも冬の期間水面を賑やかにしてくれる水鳥が徐々に増えてきた印象です。今朝はちょっと面白いシーンを見かけたのでスマホで撮影しました。川に流れついた大きな枯れ枝が少し水面から顔を出しているのですが、鳥たちの格好の日光浴のポイントとなっています。今日は、三羽の鳥が枝の先端に止まっていますが、まるでオリンピックの表彰台のように見えました。ゴールドメダルは真ん中の白鷺さん、両隣が銀メダルと銅メダルの黒いカワウさんたちです。ついほっこりして写真を撮ってしまいました。

さて、10月は祭りの季節です。各週末にはそれぞれの地区などでお祭りがあり、手筒花火などがそれぞれの鎮守様に奉納され、五穀豊穣、家内安全などを祈ります。その先陣を切るのが、第一週の土日に開催される”羽田祭り”です。駅の西側の地区にある羽田八幡宮の例大祭で、豊橋駅の周辺の19町会が氏子として参加します。私が現在住んでいる町会もこの範疇に入ります。初日の土曜日は、八幡宮の御旅所とされる松葉公園で各町会からの手筒と大筒が奉納されるのですが、大筒は下の写真にあるように筒を支える台座がお神輿のようになっていて、各町会から順次街中を練り歩きつつ、この御旅所に来ます。そこで手筒と合わせてドカーン、ドカーンと打ち上げられますが、何分街中の小さな公園内で打ち上げられますので、家の中からも大きな音、風向きによっては大量の煙とにおいが襲ってきますので、窓はしっかりと閉めておかないと大変なことになります。今年は夕方6時頃から始まり9時過ぎまで全部で700本もの奉納があったようで、翌朝にはベランダの手すりに花火の燃えカスがいっぱい舞い落ちていました。屋外に駐車していた車の屋根にもさぞかし多くの燃えカスが付いていたことでしょう。


次のイベントは第3週末に開かれる”豊橋祭り”です。こちらは私も小学校や中学校の時に美術の課題として作品作製を命じられ、それらの作品が豊橋公園に2日間展示されていたことを思い出しますが、現在も同様のイベントが続いています。私の散歩コースにこの公園が含まれていますので、2日前から各学校の美術担当の先生が各自の学校の生徒の作品を展示し、祭り当日を迎えます。そのため、祭りの2日間には作品が展示されている生徒の家族を中心に多くの人々がこの公園にやってきます。いつもは閑静な公園が散歩どころではなくなります。(実は、この公園には週末にポケゴーのキャラクターが出現することがあり、その時もスマホを必死に操作する大人の人々で賑やかになることがありますが・・・)この公園以外でも、土曜日の夜には“総踊り”と称する一大イベントがあります。今年は一万数千人がこの踊りに参加したようですが、駅前大通と市内一の商店街である広小路通りを占領して3時間ほどみんなで踊るようです。(私自身は一度も見たことがないのですが・・・)昨年はサプライズで豊橋出身の松平健が参加して、マツケンサンバを踊ったようです。翌日の2日目には、駅前から商店街の通りを踊り好きのグループが踊りながら、松葉公園までやってきます。街中にある公園はこのように祭りやいろいろな催しに使われるため、公園が近くて静かでよいかなと思ったのにとんだ当て外れです。

最後の祭りイベントは第5週末に行われる”炎の祭典”です。今年はカレンダーの関係で11月1日に開かれる予定ですが、東三河地区から集まった関係者が手筒だけでなく、綱火、仕掛け花火などを行います。今年は豊橋市制90周年ということなので、市の方では随分気合が入っているようですが、入場は有料で予約制の上、街中からは遠い豊橋港の近くの総合運動公園で行われるため、私の住んでいるあたりではあまり関心がないようです。
以上、10月一か月は”祭りだ、祭りだ、祭りだ!”ということになります。 (岡田清)

